べんがら塗り(べにがら塗り) その由来と、意味あいは?
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貴重な情報をありがとうございました。 |
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米原市(旧山東町はここです) | |||||||||||||||||||
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オート バイで全国の国道をめぐる旅をしている方から(Up20001年6月19日) 国道367号線を北にすすむ。保坂というところで、今津からきた国道303号線に入り、小浜をめざす。水坂峠を越え、少し走ると熊川宿に入る。 熊川宿は、鯖街道のなかでも、ふるい街並みが最も残っているところだ。なかでも、中ノ町(なかんちょう)は、街並整備が完了しており、電柱のない、美しい景観となっている。家の壁は木でできており、黒っぽくて渋いのだが、格子は赤く塗られている。べんがら塗りというのだろうか。 まちのなかを小さな水路が流れているが、この水は生活用水として、現在も使われているらしい。なかなかの景観である。遠くからきてよかった、と思えるところだ。 |
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見つけました、京都にもありました
ありましたね |
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山口県 徳山市 T・T様よりメールをいただきました(Up2001.7.10) べんがらの使用方法を調査していたとき、この情報知りました。 私の住んでいる地区(山口県徳山市)は古い家ほとんどが柱、鴨居、天井、垂木等にべ んがらが塗られています。 べんがら塗りは防腐剤の役目にもなり、建築物の化粧とも なっています。 私の家は築後100年になりますが、家の修理に正しいべんがら の使い方を求めています。 |
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KayさんよりMAILを頂戴しました。(Up2002.1.10) はじめまして、大学で建築を学んでいる者です。 卒業設計の関連資料を探しているときにこのHPを知りました。 べんがらの情報が得られて大変助かりました。 ところで、私の住んでいる福岡県八女市には「べんがら村」なる温泉施設(市営)が あります。 建物にべんがらが塗られているかどうかは?ですが、父からべんがら色というものが あると聞いたことがあります 結構、全国的なものかもしれませんね。 何かのお役に立てれば幸いです。 kay |
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町家改修ニュース "べんがら格子"と言う言葉は、インドのベンガルに産する黄土を焼いてつくった赤色の顔料"べんがら"を塗料として使ったことに由来するようです。"べにがら"という読みは"べんがら"に紅殻と言う漢字を当てたことによるものです。弊店町家も"べんがら"と建築用の松煙を混ぜ合わせ、それを菜種油で溶いた昔からの製法の塗料を使っています。古材の色に合うように慎重に色合わせをしながらの作業が進んでおります。 |
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べんがらの塗り方(お問い合わせの返事) 大工さんに聞いたところ、 べんがらを、番茶で溶く(艶を出すため)→溶いた後、少し休ます(時間を置く)→素材に塗る→乾かす→(2回程繰り返すとより良いようです)→乾いてから”なたね油”で磨く(はげにくくなると共に、艶が出る)。 大工さんによっては、塗り方の色々あるようで、溶く段階でなたね油を入れられる方もいるようです。 べんがらの量と水等の配分量は、適当で、薄いと思われたらべんがらの量を増やせば良いとのことです。 |
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